さて、10月第5週に決算を発表した監視株及び保有はしているものの少量の株=三軍株の決算について、非常に雑な、短い感想を記載しておきたい。
まずは監視株
・キヤノン電子:進捗率悪すぎる。良くない。その割に株価の下げが甘い。1500位なら考えたが…。
・エステー:コロナ特需系の日用品はどこもぱっとしないがここもそんな感じ。まだまだ下げ余地があるのでスルー
・東京ガス:大阪ガスの悪決算でかなり警戒されていたのに意外な好決算。買う前に上がってしまったのでしょうがない。ただ原油などの想定レートが甘すぎる気がする。確かに1800円台は10年チャートでも安値圏だが、あえて2000円付近で買う必要はないか…
・武田薬品:自社株買いで上がっているようだが決算自体は微妙な印象。もっとも、ここ含め医薬品系は決算が難解なので詳しく見てない以上あくまで「印象」。
・JR東海、東日本など:アフコロはどこも下方修正連発だが、夏のコロナ騒ぎを皆知っているのであまり株価は下げていない。この株価位置では全く魅力を感じないのでスルー。
・東洋水産:下方修正なのに株価は爆上げ。前回もそんな感じだった。そこまで割安圏でもなかったのに、不思議である。
・カルビー:決算はまずまず程度だがそれより自社株買いで爆上げしたといった感じ。前場100円下げていた時買おうか迷ったが、買っていたら300円幅の利益だった(泣)。とはいえPBR2で自社株買いはあまり感心しない。
・中部飼料:悪くはなかったと思うが株価の反応は薄い
・DM三井製糖:前回の決算の段階で砂糖事業は良くない、粗糖価格の上昇を吸収し切れていないのではとツイートしていたが、案の定の下方修正。いくら値上げしても市況品を海外から輸入していると厳しいのは目に見えている。また、例えば菓子のような最終製品と違い砂糖はそこまで差別化しにくいと思う。ここはロイヤルティーの件があるものの単純に現状のPERを見てしまうとやや割高に見える。
海外粗糖価格の上昇もあってかメインの砂糖事業の粗利率が減っている。成長期待のライフエナジーは増収減益、この分野の販管費増は計画通りだが…。持ち分法適用の海外が黒字に転じたのを評価するか、砂糖事業がパッとしないとみられるか。配当は下限60円なので長期投資には向いているか。
— 買い下がり投資家 (@bowraku) August 7, 2021
ここからは保有の三軍株
・東洋製罐:日経の報道を覆す上方修正。ちょっと控えめだが。北米の金属缶へのシフトは以前から言われていたがここにきて数字になってきたか。製造装置なので持続性は分からないが、これだけの業績で月足安値圏はやはり異常。とはいえつい最近の増配前は1000円台~3桁で売買していたのをどうしても思い出してしまう感じか。
・ヤマダ電機:上方修正出したが反応鈍い。最終益だけの修正だからか、MSCI除外に伴う空売り機関が頑張ってるのか。そういえば久光もすっかり元通りになってたな。
・ゴールドクレスト:不動産なので進捗率はあてにならないがコンセンサスやや下、更に契約残も1Qほど良くはない。週足レンジ下限1550くらいなら買い増し検討か?ここは極めて割安だがまるでバリュートラップで、リーマンショック後万年割安である