今週に入り決算反応が急悪化

メグの決算が終わり、私の決算シーズンはほとんど終わったようなものだ。

残すはマツオカのみとなった。誰も期待していない決算だろうし株価も上場来安値近辺なので普通で行けば悪決算でも出尽くしになろうが、今週に入ってからの決算反応を見ていると恐ろしい。割安株であろうと少しでもコンセンサスに届かない決算はとことん売られ、自社株買いや増配でも翌日は急騰しても数日で全戻し。なのに指数は何ほども下がらず今日も日経は29000の窓埋めすらしなかった。

今日は東証一部の年安更新銘柄が145と昨日に続いてかなり多く、指数だけ見ていたら分からない地合いの悪さを感じる。とりわけ米株がバブル一直線の中日本株は陰線続きで3万の窓埋めは遠くなる一方であり、中国香港も弱いあたり、市場は米国内需はともかく世界景気全体はピークを打ったと判断しているようにも思える。そしてバブル本尊の米国株ロングに対してシクリカルの日本をヘッジ売り、という数か月前と似た構図が見えてくる。

ただ割高割安関係なく、一部のバブル銘柄以外はとにかく決算を出すと売られるという今の反応はやや過剰に見えるし、今の売り込み方を見ていると巻き戻しとしての9月の急騰の再現が来そうな感覚もある。もっとも、前回同様一部のバブル銘柄だけで指数が吊り上がるだけの結果に終わる可能性も高そうだが。

8月の1Q決算の反応は最初渋かったが徐々に甘くなったと感じている。これはよくあるパターンである。一方今回は最初はやや渋い程度に感じていたが今週に入り激渋になった印象である。SQ週ということも関係しているのかもしれないが、大型の人気シクリカル(月足高値圏)がどこも増配や上方修正を連発してきたことでハードルが上がってしまったのかもしれない。事実、シクリカルの決算自体は全体に思っていたよりは良かったと感じているが、それが逆にピーク感を醸し出してしまったか。

さて私の今週のトレードは、毎日年安の帝人を買い増し、マンダムを窓埋めで買い戻したらさらに下げ、メグの含み益は倍の含み損に代わり…という散々な様相で、PFの含み損は先週の倍以上になった。主力が軒並み下がるので非主力の利益の乗っているものは売却を進めた。現状、メグと帝人とマンダムでPFの半分を占めている。

メグは今日も荒っぽい動きをしていたが、確かにデイトレには良さそうだが中期ではまだまだ不安定な位置だろう。今日も朝は高く寄ったが結局陰線で終わった。どうしても月足の-2σにタッチしていないのが気にかかる。私自身としては買い値が2200程度(確定利益は除外)なので、現状ではまだ1割も下げていない。BPSが伸びておりPBRは再度過去10年最安に接近しているが…。2000辺りなら買い増しを検討したい。

食品、日用品については、どこもコロナ安値に近づかないとあく抜け出来ないような印象がある。既にコロナ安値を割った、あるいは接近したのはカルビーや森永製菓、ライオン、花王…これに対しメグもグリコもコロナ安値から未だ1割以上距離があり、やや心配なところがある。

大手のシクリカルもコロナ安値に近づくものが目立ち始めた。帝人は既にコロナ安値近辺まで下げ、今日は三菱マテリアルがコロナ安値から1割強のところまで下げた。値がさだけで吊り上げられた日経が例えば1割下げただけでも簡単にコロナ安値を割りそうなものはゴロゴロしている。

ここまで個別と指数の乖離が激しくなると、非常に判断が難しい。普通で考えれば指数が下げた時には弱い個別はもっと下げるのだろうが、過去にも書いたがITバブル期には非IT系のバリュー株の中には指数が崩れだすと同時に逆行高して行ったものが散見された。インデックスファンド全盛の中、このようなパターンの再来を望むのはばかげているとも思えるが、一方でグロース・半導体とバリューの乖離は歴史的にも相当なレベルにまで達しており、それは一旦今年の春のリフレトレードで解消に向かうかに見えたが再度激しさを増している。

割安株、バリュー株はクラッシュが来ればむしろ割高な優良ディフェンシブよりも売られるという事実もあるが、一方でこのバブルが終わって次の相場ではバリューが主役になる可能性は相応に高いのではないかと考えているし、言い換えればグロースや半導体は今後数年は手出し無用になるのではないだろうか。

 

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