最近は徹底して指数や半導体が下げていなかったが久しぶりに日経も500円安となった。
半導体も軒並み下げており、本来ならここで割安バリューに資金が流れなければならない。
前場は私のPFもトントン圏で推移していたが後場の指数の一段安の前には太刀打ちできず、結局0.85%のマイナスとなり、指数にはやや勝っているものの普段の指数ぼろ負けの連続を考えれば全く喜べる水準ではない。
昨夜の米株がグロース下落、バリュー高、金利高ということもあってバリュー優位の日になることは明らかであったのだが、結局TOPIXが1%下げを超えてきたあたりからバリューにも波及売りが目立った。
まあ今日の半導体下げも本格下落の開始なのかまたただの押し目なのか現時点ではよくわからないし、実際に割安バリューの真価が問われるのは明確に半導体が崩れてからだとは思うが、そうは言ってもやはり逆行高など望み薄といったところか。
私のトレードとしては、まず買いとしては月曜にグリコ、マンダムの買い増しが約定、今日はまたマンダムの買い増しが約定となった。マンダムについては去年からのサポートラインである1500台前半に既に突入しており日足のRSIなど酷いことになっているが、月足を見ていると1400程度まで行きそうでもあるしファンダ面でも下値余地はある。
とりあえず1500を割ってしまったら当面は放置するしかないといったところか。
あとは本日永谷園を優待用に単元だけ買っておいたが、ここも最高益予想にもかかわらず酷い売られ方である。目先コロナ安値の1800割れがサポートだが、多くの人が意識しているであろうしそこまで行かないか逆にオーバーシュートするかどちらかにも思える。
帝人は重要なサポートであったコロナ安値や1400すら割ってしまい、前回の1400割れであく抜けしたかに見えたが本日再度年安ということでもはやめどが立たなくなった。シクリカル、指数採用ということもあり、地合いには逆らえない銘柄であろうから、ここからの買い下がりは幅を持って臨みたい。過去10年PBRで見ると1200台あたりでもおかしくないか。
一方売りについては三菱マテリアル、ゴールドクレスト半分、マツオカ半分を売却した。
シクリカル系が逆行高を演じる可能性はかなり低く感じるため、また、非鉄はインフレヘッジとして持っておきたいところだが私の保有分ではヘッジにもならない数量だったので一旦売却とした。
基本的に、買われているセクターの中の負け組というのは私はあまり好まない。銘柄自体に何らかの理由がある場合がほとんどだからだ。そういう意味ではシクリカル系の多くは大型優良銘柄が高値圏を維持しているものが多く、そういったセクターの中の割安銘柄=負け組銘柄は勝ち組が下げだすと一緒に下がる可能性が極めて高い。
一方セクターごと売られている銘柄については、私は基本的に買いと考えている。銘柄の問題というよりも市況トレンドや外部環境の要因で売られているだけで、銘柄自体には問題が少ない場合が多いからであり、セクターローテーションが起こると大きく反発しやすいからだ。そう思ってディフェンシブを買い続けてもう半年になるが、全く報われてはいないのであるが…。
さて、指数としては今日は日経、TOPIXとも25日線の攻防となり、3段上げの後の下げなので目先日足-2σ位は下げそうな雰囲気であるが、果たしてどうなるか。利上げ懸念からの下落ということで2018年のブラッククリスマスを引き合いに出す声も多くなってきた。確かに環境的には似ているし、当時も下げの中心は半導体やグロースであった。当時を振り返るとディフェンシブや不動産は1割程度の下げはあったものの相対的には耐えていたようだ。今回はどうなるだろうか。
私自身のPFサイズは買い増しが続き拡大しているものの、そうは言っても総資産比で見れば2割にも満たないので今後も買い下がりは継続するつもりだが、・指数採用銘柄 ・シクリカル この2つは実際指数が大きく下げるときに逆行高はまずないので本当に相場が崩れそうなら買い増しはスキップでも良いかもしれない。