米国休場で警戒感が緩んでいたところを仕掛けられた感じか。今日の日経は一時800円以上の値下がりとなり、朝の先物は数十円安だったところから一貫して下げ続けるという形になった。
私はといえば朝一にグリコの買い増しが約定、すると指数ともどもどんどん下がるという逆神ぶりを発揮した。グリコについてはコロナ安値が明らかに意識されていたが、既に日足のRSIが2台という異常事態なので3600台で耐えるかと思ったが、あっけなく3600はおろかコロナ安値3585すら割れた。さすがに3565はさらに追加したものの正直このラインで耐えないと下値目途がなくなってくる。PBR1も既に割れているので過去最低PBR0.8程度、年足MAを考えると2800あたりか。
他銘柄も割ってはいけないコロナ安値を割っている銘柄が多い。帝人は完全に崩れたし、マンダムも鉄壁の1500台をあっさり割れてバンドウォークだ。こうなるとむやみな買い増しは危険であるし、とりわけシクリカルや指標面で下げ余地の大きい銘柄は言うまでもない。
あとはヤマダHDを403~405で買い増ししたが、ここは主力ではないのでまあ大した枚数ではない。
さて、今日はTOPIXが2%、日経2.5%下げとなったが引けに買戻しがありとりわけ食品株は少し耐えているものが多かった。メグも一時2000を割れ、もはや終わったかと思ったが結果的には相対的に耐えたほうだ(ただ森永乳業も似ており、メグだけの力でもない)。
業種別でみると電力ガスに続き食品は値上がり率2位で-0.87%となっている。私のPFは-1.5%だったが大幅安のマンダムなどの影響が大きかった。
今日は半導体関連も下げていたが、東京エレクやアドテストなどを見ているとせいぜい指数程度の下げが多く、決して半導体主導の下げではなかった。大幅安はアフコロ系が多く、コロナ変異株を「理由付け」にしているものの、かなり後付け感が否めない。
普通で考えれば週末要因、米国休場などを絡めた売り仕掛けと見るのが妥当だしだとすれば月曜は恒例の買戻しとなりそうだが、今回は30日が月末でMSCIリバランスもあるということで積極的に買いにくい状況だ。不人気バリューは決算後一貫して売り込まれているので相応の反発があるとは思うがあるとしても12月を待つ必要があるか。
それにしても指数が下げ、半導体が下げてもバリューも下がると言うのはやはりITバブル期のようなバリュー逆行現象は望めない感じか。ここらで逆行が始まらないと、指数道連れという常識通りの動きになりそうなので、それを想定した資金管理と買い下がり作戦を練りたい。