一時ダウ1000ドル安で来週は正念場に 2021年11月第4週の振り返り

ここに来て久しぶりの大幅安が市場を襲っている。ダウは昨夜一時1000ドル下げ、欧州株に至っては4%下げがゴロゴロしている。日経は昨日2.5%下げたのに、先物はさらに800円以上下げている。ちょっと計算が合ってこないが…。

とはいえ下図のナスダック週足及び月足チャートを見ればまだまだ暴落には程遠い。

週足は以前MAを割れておらず、これはSP500も同様で割れているのはダウだけである。

月足はこのままいけば上髭で形は悪いが、2月もいかにもな上髭なのにダマシで終わったのは記憶に新しい。

以前から米株は最後の噴き上げへ、という論を展開してきたが、ここに来て一気に腰折れとなったが、個人的にはこのまま一直線に(指数が3割以上下げるような)大暴落というのはあまり想定していない。

まず月足で見ても米株は一つ目の山であるのでおそらく月足MAあたりで反発が入りやすいと見える点

次に同じ材料で二度は下げないという点。今回はコロナ変異株がネタとして使われているが実際には米国の窮状を絡めた薄商いを狙った売り仕掛けの側面が強いと思う。仮にコロナ変異株というネタを真に受けても、今までデルタやラムダですら大暴落につながらなかったしそもそもコロナショック以降コロナ=緩和の大義名分という図式が出来上がっている以上、エボラ並みの殺人ウイルスになったのなら人類滅亡で大暴落というのは分かるが今回のようなニュースで底までの下げになるとは考えにくい。

そしてBEIも下がっているとはいえ(名目)金利が大幅低下していること。無論今後債券も売られる可能性もあろうが現状では債券は買われておりいわば平常時の下げである。本当の暴落には債券も売られ実質金利がプラス圏に近づかないと難しいだろう。

最後に、幸か不幸か直近の懸念であったインフレ、コモディティ高騰が幾らか解消されていること。これは非常に皮肉ではあるが、コモディティにも相当な投機資金によるかさ上げがあることを考えればリスクオフの動きがそれを解消するのは興味深い。無論、これは景気減速懸念と通じた資源安であり良い形での下落ではないし、仮にコロナ再拡大となればまたその後の緩和、供給制約により大インフレが到来するのは目に見えているわけで一時しのぎでしかないものの、まあちょっとしたリスクオフでこれだけ下がると言うのが分かっただけでも悪い話ではないのではないか。

そして私のメインであるディフェンシブ系についてみれば、既に相当売り込まれた上に塞翁が馬的に足元は円高・資源安となっており、指数にアウトパフォームするなら今しかないという状況になってきている。仮にコロナ再拡大となりコロナ相場2回戦となればなおさら食品、日用品が買われるべきとなるはずだが、とりあえず来週の反応を見極めたい。

仮にディフェンシブ、バリューの逆行高が生まれるとすればもうそろそろであるはずだし、来週指数と同じように下げるならばやはりITバブル崩壊型ではないと結論せざるを得ないかなと思っている。

もともと確率は2~3割程度と見ていた分の悪い賭けであったのに、PFサイズは昨年末比1.4倍程度まで膨らませたのはあまり良くなかったかもしれないが、まあ仕方ない。なおも指数に連れ安するようなら前回検討した下値余地を基準にしながら、間を空けて指数の目途を見て買い増しという方向になろう。もっとも、この場合指数の下げ余地は非常に大きいので、事実上当面は放置ということになるだろうが…。

いずれにせよ、来週は試金石となりそうだ。

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