パウエルの豹変はオミクロン以上に重要

今日は少々驚きのニュースが飛び込んできた。

パウエル議長「一過性」の表現撤回-早期利上げの可能性に道開く

最大の仕手筋にしてインサイダーのパウエルが「タカ転」したという。再任されて中の人が変わったのだろうか?

個人的にはダウ1000ドル以上下げてもおかしくないニュースだと思うのだが、そこまでの反応はなかった。とはいえ、バブルの本尊が引き締めに傾くというのはオミクロンどころではない重要な案件である。

従前、緩和の大義名分とされていたコロナが、サプライチェーンの混乱役としてインフレ加速要因として定義されたようだ。もちろん、需要の押し下げもあるのでどちらが正しいかはまだ分からないが、要はアメリカのインフレの加速度についていよいよ切迫してきたということだろう。

以前から書いてきたように、パウエルに利上げをさせるのは民衆によるインフレ暴動しかない。そして今、既にアメリカはそういう局面に来つつあるということなのだろう。

この辺り、いくらニュースやデータを見ても肌感覚ではデフレの日本に住んでいる限り分かりにくい部分があるが、まあかの国は想像以上に厳しいインフレに対面しているのだろう。

2018年の利上げブラッククリスマスのデジャブも想起されるが、まあさすがにパウエルもそれは忘れてないだろうし全く同じコースをたどるかと言われると疑問だ。更に、かの国は投資人口が多くインフレ暴動も怖いが株価暴落に対する暴動も怖いであろうから、少なくともパウエル要因での下げは12~24MAまでの小~中暴落で収まる可能性が高いのではないか。

まあ、24か月MAまで下げただけでも日経はPBR1水準を試しそうではあるが(苦笑)。

パウエルの本気度がどこまでか、今のところは分からないが、今回の事案だけでももはやこれ以上の緩和によってインフレ加速だけは許容できない、というコンセンサスは確認できたのではないか。となれば、緩和に支えられてきたグロース系の支えは崩れると考えたほうが妥当だろう。

後は金利である。足元は利上げ観測から短期側が急上昇しイールドカーブフラットニングになっている。ゆえにシクリカルも素直に買われにくい部分はあろうが、長短共にもう一段の底上げとBEIの低下があればそろそろかといった感じになりそうだ。

私はと言えば、とりあえず昨日と今日で同値撤退や微益利確できるものはほぼすべて売却した。と言ってもわずかなので大して減っていないが。

後は、指数採用銘柄、およびシクリカルは半分ほどを切って食品とアフコロに乗り換えた。

為替の面においてももはやこれ以上の円安はたかが知れているように思えるので、円高メリット銘柄に寄せている。(まあ元々そうだったが)

日経は既に月足MAを割っており、Wトップの様相になりつつあるがもしも27000-3万レンジに移行するのであれば次の3万トライは最後の逃げ場だろう。もっとも、バリューは助かるとは思えないが。

買いについては、先述の通りできれば日経PBR1倍水準、22000台まで待ちたいところだ。オミクロンだけでは無理筋に思えていたが、パウエルが本気ならこの水準までは(2018同様)試してもおかしくはない。

無論、緩和に対してインフレという魔物が既に出てきていることもあり、かつてのように緩和=株高の構図が今後も機能するとは限らない。コロナ=株高が、コロナ=インフレ加速と公式が変わったように、緩和そのものがその副作用に目を向けられるようになると構図は一変する。その場合は、想像以上の大惨事が待っていてもおかしくはない。全力買いはやはりPBR0.8からだろうか。

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