・米株、日本株とも先週に引き続き続落、SP500は週足MAで耐え、TOPIXは週足-2σ及び月足MAで耐えている状況。切り返すならここしかないが既に日経は月足MA割れておりマザーズはもっと悪い形。
・スケジュール的にもMSQやFOMC、年末を控えており日経月足-2σ、27000ラインは最低見ておくべきか
・TOPIXで見ると2015や2018のように月足MAを割ってからもすぐに垂直落下というよりはうだうだ言いながら耐える期間が数か月はある。月足大きく割ってから切るくらいなら今切るべきだし、今切らないのならここから下げてもその後のリバを待ったほうがよさそう。
・木曜、金曜とバリューの反発が見られ、個別チャートも5日線を超えてきているものの-1σにも差し掛かり戻り一服の可能性。デッドキャットかどうかは来週次第か
・金曜の米株は金利低下にもかかわらずナス大幅安、ダウが耐えるという展開。現在の金利低下はリスクオフの債券買い、金利低下=ナス高の構図が崩れたのは興味深い
・昨日は日本の半導体が崩れるとバリューが更に買われる動き、これが本物か注視が必要
・パウエルの変心が本物かはまだ五分五分とみているが仮に本当に引き締めに入るならインフレは急速に萎むと思うので資源株などは手を引くべきか。
・アフコロは昨日大反発を見せたがそれまでの下げが急だったためデッドキャットの可能性も大。
・一方、オミクロンネタは手のひら返しがあっておかしくないし世界的に世論はコロナに疲れ切っておりもはや初期のようなロックダウンに耐えられるかはかなり疑問。
・バリューやアフコロは下値目途の分からない落ちるナイフだったが一旦反発したことで直近安値という目途が出来たのは良かったか。次の指数下げでこのラインを死守するかどうか。
・ネット上などではかなり悲観論が多くなってきているが、それでもダウは月足MAで耐えておりSP500やナスに至っては月足MAすらまだまだ先。債券売りを伴うパニックにならない限り、目先は「調整」程度の下げで一旦反発がありそうでそこが逃げ場になるか。
・特にナスはITバブル並みの大相場なのでワントップで崩れ去るというのはやや懐疑的。月足MAで上下に振らされそうである。
・11月4週目は海外勢かなり売り越しているが9月最終週などと比べると規模はそこまでではない。個人の買い残がリーマンショック前並みとの報道もあるが、買い残についてはずっと前から言われているが9月のようなショートカバーもあり結局は海外勢次第か。
・岸田批判も日に日に高まっているが元々短命だと思っているのでどうでもよい話に見える。元々長期政権の後は短命が続くのであと数人は短命政権が続くのではないか。そしてその間の株式はぱっとしないのは事実だろう。一方、現役世代がまだまだ民主党の記憶を有しているので政権交代は無いと思う。
・セクター的にはグロースは論外としてもシクリカルももはや厳しそうであり、ディフェンシブあるいはギャンブル的にはなるがアフコロか。