現在のPF主力群について

結局はSP500は全戻しで終わった一週間であった。まあまだ年末に向けてフラッシュクラッシュの懸念は残るが、いずれにせよITバブル並みのバリュエーションとなった以上、ここから買うのは極めて分の悪い賭けであるのは明白に思う。

そんな中、バリューも前半はそれなりのリバがあったものの後半は息切れで弱いものは5日線を割ってきた。ここで前回安値(11月末~12月頭)という目途が活きてくるわけであるが、まあ弱いものはすでに二番底状態であり一段安も覚悟すべきか。問題は半導体までもがMA上に復帰していることであり、これが仮にさらに噴き上げると11月同様バリューの独歩安が再燃する可能性がある。

さて、あたりもしない市況予想を語ってばかりいてもしょうがないので、今回は私の現状のPF主力群を紹介しようと思う。もっとも、一番の主力はキャッシュで余裕資産比75%であるが…。

・雪印メグ(PF1位、占有率30%)

何度か記事にしているのでお分かりかと思う。これでも先日少し枚数を減らしたのだが私が切ったからだろうか最近やけに強い。と言ってもまだまだ割安に思うが。

【指標面】PER、PBRともに十分割安。特にPBRは過去10年最安レベルである。

【業績】2Qは失速したが株価を考えると十分な業績と見える

【財務】年々自己資本比率は改善しており50%近くとまずまずのレベル

【テクニカル】チャートが他の食品株同様良くない。私が買い始めた今年の春頃は月足トリプルボトムに見えたので買い始めたのだが最後の頼みの綱の2000円ラインも割れてしまった。その後急速に戻しており現状月足レンジに移行中にも見えるが一貫して24か月MAに抑えられた下降トレンドでもあり、支えは最低PBRというファンダ面と次はコロナ安値1800割れ、最終は山下り1500台となる。

【コメント】すでに値上げを発表しているが決算分析で見たようにあの値上げだけでは吸収は困難である。一方、今後さらなる値上げや逆に資源高が落ち着けばかつての食品株バブルの再来も可能性はゼロではないかと思う(まだまだ先の話になるが)。

・グリコ(PF2位、占有率21%)

元々は非主力だったがコロナ安値に近づいてきたため買い増しを行い占有率が上がった。また、他銘柄を切ってこちらへ乗り換えも行ったせいもある。

【指標面】PERはこれだけ下がってもまだ20倍程度と割安感はない。PBRは1程度とまずまず割安。特にこの銘柄はヒストリカルPBRで業績急改善時に0.8を付けたことがあるがそれ以外は民主党政権時代でもPBR1以上をもっぱらキープしている特性を持つ。PERについても同様で20倍台が標準的であり、絶対値としては割安ではないが本銘柄としては現状は割安となる。

【業績】森永などに比して既に数年前から業績が悪化傾向のため高PER、低PBRとなっている。海外売り上げは亀の歩みだが伸びてはいる。

【財務】実質無借金、現預金も豊富で好財務である。

【テクニカル】既にコロナ安値を一旦大きく割っており、月足Wボトムというのも厳しくなっているがこのまま3600台で耐えれば…といったところか。しかし他の食品株同様BPSの急成長が主因とはいえ2013-2015で3倍以上になっており、年足で見てもまだMAに達していない。PBR面等考慮しても年足MA=2800や、その手前心理的節目3000円、この辺りなら大きく買いたいところか。

【コメント】他の食品株同様、値上げとその後の資源安による利益改善が再評価の必要条件だろう。ここは数年前から既に業績がパッとしないものの商品力については私は森永より上だと思うし多くのロングセラーブランドを抱えている点は評価できる。あとはどれだけ数字を改善できるか、であろう。後継者問題は少し引っ掛かるが…。

・マンダム(PF3位、PF占有率16%)

ここは相性がよくコロナ相場になってから何度か良い思いをしたがここに来て帳消しにするほど暴落し含み損となっている。ファンダ的に下げ余地が大きいので下手な買い増しはしにくい。

【指標面】PERはこれだけ暴落しても70倍台、しかも投資有価証券の売却でコレなので実質赤字に近い。PBRは1近辺で極めて好財務を考えると割安だが、赤字が続くようではそれも話が違ってくる。とはいえ、割高銘柄だらけの化粧品セクターとしてはかなりの割安である。

【業績】化粧品はどこも厳しいがここは赤字ということで輪をかけて厳しい。2Q単体は黒字化したものの今後のコロナ次第と先日の商品回収などもあり先行きは不透明。ただ設備投資の減価償却がかさんでいるのも要因であり、それは今後改善されるはずである。

【財務】自己資本比率75%程度と極めて好財務である

【テクニカル】コロナ以降鉄壁だった1500の壁が11月のバリュー暴落で崩壊し、月足-2σの1300台まで一時到達した。現状、-2σからはわずかに離れており厳密にはバンドウォークはしていないもののいつそうなってもおかしくはない。月足1400-2200レンジと見るならば既に下限タッチしているが…。最悪は1000円への山下りか。

【コメント】私のPFの中ではほぼ唯一のアフコロ銘柄である。コロナの収束がそのまま上昇へのカタリストとなろうが、競合との競争も激化しており一筋縄ではいかないかもしれない。ファンダ的には過去最低PBR、チャートも目途に達してはいるが業績が実質赤字の為あまりこの辺りを頼るわけにはいかない。比較的小型株で値動きも時に激しいので買い増しは値幅を十分とって行いたい。社長が代替わりし商品やロゴデザインなどが変わり賛否あるが、個人的にはそれなりに評価している。

・帝人(PF4位、占有率12%)

いわゆるシクリカル枠として保有している。全くシクリカルを持たないのもどうかと思うので。比較的高配当なのでありがたい。

【指標面】PER、PBRとも割安だがシクリカルなので割安時は普通は売り時である。あと、ここはリーマンショック時は大赤字を出しPBRも0.3台程度まで売られたようで、その後のBPSの毀損もあって実はリーマン前とBPSが大して変わっていないというオールドエコノミー・シクリカルの典型的な部分を持つ。(洋缶などもBPSの成長があまりない)

【業績】足元は悪くないがフェブリクのパテントクリフや定期的に景気後退時に大赤字を出すクセがあるのであまり足元の業績に意味は無いかもしれない。

【財務】無形固定資産も多めで自己資本比率も今一つであり、総じていまいちである。

【テクニカル】最初私が買った時は月足2000-1500レンジとみていた。それがコロナ安値とのWボトムになり、更にそれを割れて2018年からの下降トレンドライン下限まで来た。PBR面では過去10年最安だと1200台、しかしリセッションで大赤字を出すとそれも機能しないのと、ここはリーマンショック時の大暴落は強烈かつ執拗であったことは要注意。指数採用でシクリカルということもあり逆行高を望むのはまず無理筋なので、指数が暴落すれば下値目途は分からない。故に指数が崩れないとなかなか買い増しもしにくい。

【コメント】利益の過半はヘルスケアで得ており半分医薬品会社のようになっており、そこがリーマンショック時と異なるわけだが指数暴落時にどう作用するか見物である。なお買い残が多く機関空売りも入っており、当面は厳しいか。

以上、4銘柄で大体PFの8割となっている。他は優待目的や監視代わりに少量買ったもの等である。

食品株が約半分となっており、今後も買い増しは主に食品株となろうから、更に比率は上昇するかもしれない。アフコロは外部環境に振らされるのでそのあたりがはっきりしない限り、シクリカルは指数がしっかり調整しない限り、いずれも大幅な買い増しはしにくい状況に思える。

 

 

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