保有株決算1発目から大いにコケる

まあ元々買い増ししたかったから下げてくれてよいとはいえ、さすがに内容が悪すぎるので率直に言ってもっと下がらないと買えないなという内容であったのが昨日決算発表のあったマキタである。
ADRを大きく超える下落となり、私自身元々3400弱で保有していたので3300割れで追加したものの殆ど反発無く終わった。
時間足の3270の窓埋めを行いスッキリしたかと思ったが、あの決算内容と決して激安ではないバリュエーションでは、甘々の地合であっても厳しいか。
一応「好決算」として紹介されていたシマノですら6%ほど下げており、ならばここの決算だとS安でもおかしくなかったり、というのは冗談だが、やはり月足では3000、2700を狙っていきたいところか。
ここは製造業のわりに円安があまりメリットとならないほぼ完全海外現地生産で、なおかつ実体としては中国生産、欧州販売というのがメインである。現状、製造コストのかかる中国人民元高に、売り上げの減少につながるユーロ安という状況なので、世間で思われているほど円安メリットはなくむしろデメリットの方が多い外部環境である。
某証券会社のレポートにもあったが、ここはユーロ高メリット、人民元安、ドル安メリットである。現状、相対的にはどれも逆である。
そして短信にもあった通り、中国ロックダウンによる工場操業停止→コストだけ無駄にかかる、原材料高、販管費高、売り上げも現地通貨建てでは数パーセントマイナスで巣ごもり特需ピークアウト、という悪材料コンボがのしかかって、経常利益コンセンサスを25%ほど下回った1Qとなった。
ここのBPSは円安効果で増えている点も注意が必要、そして中身は棚卸資産が激増しており、1年の売上高の8割近い在庫にまで膨れ上がっている。円安による評価額増もあろうが、今後早々に消化しきれないと安売りや減損につながるのではないか。となると、今日PBRは1.1台にまで落ちたものの、将来的には円高反転もあれば跳ね上がる可能性もあろう。
そもそも在庫の消化は前出のレポートでも今年はかなり進める想定となっていたがむしろ増えているのは驚きであり、いくら半導体不足や物流混乱があってもさすがに今年中には何とかしないといけないのではないか。また、ここは好財務、無借金で有名であったが、まだまだ余裕はあるとはいえ短期借入金がまた倍増している。
1Qごとの営業利益率はコロナ前よりも悪化しており、3000円割れは2019にもあったことを考えるとやはりこの辺りは指数次第ではあるものの最低見ておくべきラインだろう。
一方で製造業のわりに少なくとも利益面では円安の下駄が低いということ、あくまでもチャート的には反発しやすい位置にあること、商品のブランド力や園芸、DIYなどといった一定の不況耐性のある分野の商品が多いことを鑑みると、まあ2000円台も覚悟しながら下がれば買い、噴けば売りでのんびり買い進める感じでいいのではないかと思っている。
目先的には年安更新か日足-2σ~週足-2σの3200前後まで行くかどうかが焦点か。
欧州関連株でもありかなり景気懸念のある欧州指数にも影響を受けやすいが、無駄に耐えている日経よりも欧州指数のほうが反発はしやすいとも考えられ、意見の分かれるところだろう。

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