現状での主な監視株(保有株含む)のヒストリカルPBR、PERの一覧。

※食品などはほとんどすべて監視しているが、ここでは過去最低に比較的近いまたは更新しているものだけを抜粋している。

それぞれに個別の業績事情があるうえ、無形資産や為替換算調整勘定もあるのでおおまかな参考程度にしかならないが。

なお、敢えて2008年10月を対象に含めていないのは極端な下髭で値がぶれやすいこと、TOPIXの最安である民主党政権時代のほうが

適切であることを踏まえた。

ディフェンシブについては一定程度PERで見られる可能性も考慮してPERも記載しているが、シクリカルは無視して構わないと思う。

GFC前、GFC、2016、2018末、2019夏、コロナショックの各時期について全銘柄のショック耐性も検討したが、それぞれ個別要因で噴き上がったタイミングや当時のバリュエーションなど一概に対指数でどれだけアウトパフォーム、アンダーパフォームしたかという数字だけでは測れない部分が多いと感じたため、今回は表には記載していない。

当然のことながらシクリカルはショック耐性が弱く食品、医薬品は総じて耐性があるものの、個別により濃淡がある。

突出して耐性が強いのは日清オイリオであった。もっとも、当該銘柄はベータ値が極めて低く上値余地も少ない。

シクリカルはGFCにおけるドローダウンが目を引くが、これはそもそも2006~2007がバリューバブルだったことも大きな要因であり、仮に今GFC級のショックが来たとして同じ下落率になるとは限らない。

結局のところ過去比較はあくまで過去比較に過ぎず、全く同じ相場は二度とないことからいつも通り複数局面を重ね合わせて参考としていくしかない。単一局面のコピーを想定するのは短絡的だろう。

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