金曜が最後の決算ピークだが、保有株は主力のメグが昨日前場に決算を発表して終了した。

下方が出たもののコンセンサス比で数パーセントの乖離となり、貸借も良かったからか一時はプラテンしたが結局微下げで終わった。

内容はまだざっとしか見ていないが森永や明治で予行演習していたので思っていたほどではなかったという感じか。

昨日はややディフェンシブ優勢の地合いになったのでそれにも救われた感があるが、値幅としては前回記事で書いた通り想定ラインの一番目、週足-1σで耐えた形となっている。

一方森永は想像以上の続落となり食品株ではほぼ唯一の年安更新となった。ここは月足での噴火が直近の為単純比較はできないが、一方でメグとは日足週足での相関がずっと見られてきたためここでその相関が崩れるかどうかが分かれ目だろう。

いい加減両者の鞘が閉じてよい時期だとは思うが、指数の位置もあり、昨日の1729安値では以前売った分すらも買い戻す気は起きなかった。6月の指数下げの際は前半に連れ安し後半から逆行高というのがディフェンシブのパターンであった。

本来ディフェンシブが上がるにはいわゆるリセッショントレードにならなければいけないが、現在の雰囲気はインフレ高止まりでは円安、インフレ低下ではリセッションを飛び越して緩和期待のグロース上げからの対極のディフェンシブは沈黙という流れが目につく。

何故リセッションを飛び越して緩和グロース上げなのか理解に苦しむが、ナスが週足トレンドラインを微妙に超えてきており直近ボトムから20%上げを達成したことでブル相場だと飛びつき買いが増えそうでもあり、おそらくそれは騙しだとしても月足MAまでは持っていかれることを覚悟すべきかもしれない。

昨日のCPIについては既に何度も予想を超えていたのに下げずにむしろ期待で上がっていた中で、出尽くし売りにならないのはやや不思議でもあるがそれだけ売り方がまだ粘っていたということだろう。

日足を見ても日経、米株共に2σを超えるようなスパイクがなくじりあげの様相になっていたので違和感はあった。まあ米株は翌日に真逆の打消しをすることも多いが、下げ期待が多いのと夏休み期間中ということもありあまり期待は出来そうにない。

一方でわずか数分で2円以上も円高が進み、再度130割れをトライしてくれば日本株の下駄が脱げてくる可能性は出てくる。

どのみち米金利上昇でリスクオフになっても円安効果で無駄に日経だけ耐えるのだから、ドル円の下げだけが少なくとも日本の売り方にとっては救世主になるのは間違いないだろう。

既に相対的にはTOPIXの劣後が見られ、個別を見ても特にディフェンシブ系は指数上げにほとんどついていけていない。

昨日のディフェンシブ優勢が今後の指数下落を暗示するものであればよいが、SQ通過後の動き次第といったところか。

 

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