FOMOに耐えるのは含み損に耐えるよりも難しい

そんな感じではないだろうか?今の相場を見ていると悲観の顔をした楽観論者で溢れているように見える。

ついこの間まで休むも相場と言っていたような人たちも米株がたった2,3割下げただけで株は大底を打った、また緩和バブル継続、とラリーに賭けている。

やれ悪材料はすべて見えている、リーマン前のような銀行の脆弱性はない、どうせ中銀は緩和しかできない、中国もメンツの為に意地でも株価を上げてくる、こんな話ばかりである。

ところで、先物勢を中心に個人の下目線が多いから上がるという説はネット上ではもはや定番だが、果たして個人が買っている程度のインバがそこまで相場に影響を与えるものなのかはインバの時価総額を見れば明白だろう。

そもそもコロナバブルは個人の逆張りが悉く成功しむしろ機関の空売りの買戻しによって演出された相場であった。

そして特に日本株においては順張りをするなど自殺行為に等しかったのが過去30年であって、個人の逆張りという伝統はこの経験則から生まれただけの産物に過ぎない。これがワークしなかったのはせいぜい2013年くらいだろう。

個人勢のポジションを小ばかにして「自分は違う」と専門家を気取っているのもまた個人であることを忘れてはならない。

他人の逆を行っているつもりが実は他人も同じことをしていた。良くある話だ。

今まさに、多くの人が「周りは下目線だから自分は上に賭けよう」と思っているように見える。

相場を見続けるとFOMOの誘惑に勝つことは非常に難しい。何とかしてこの誘惑に勝つために都合よく「買うための理由」を探してしまう。それが他人への逆張りであったり、デッドキャットを取りに行くスケベ心であったりする。

よほどの玄人でない限り、敢えてそんな難易度の高いゲームに首を突っ込む必要はないだろう。

勝てるゲームの時だけ参加すればよいだけである。

本当の相場巧者は、こんな状況で必死に相場にしがみついてなどいないだろうし夏休みでバカンスでも楽しんでいるのだろう。

私も含めてだが、こんな状況で毎日相場を見ていること自体が下手糞の証なのかもしれない。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。