「グロース崩れ株」について

自分は純粋なバリュー株も買うがどちらかというと「グロース崩れ株」を買うことが多い。

このグロース崩れ株というのは勝手な命名なのだが、要は過去5~10年間、比較的高PBR水準まで買われたのち成長鈍化によりPBR1が見えてくる水準まで売られている大型株ということになる。

いわゆる新興市場のハイパーグロース株は私にとっては完全に視野の外なので、私にとってのグロースとは単純にPBR2やそれ以上で推移している銘柄は非バリュー→それ即ちグロースという扱いで居る。

具体例を出したほうが分かりやすい。私の保有ないし監視株でいえば

良品計画、Santen、アルソック、マキタ、ニトリ(まだ高めだが)、カルビー(同じく)、マンダム、アダストリアなど。

大体、高値から半値や3分の1になっているところが多い。

単純に指標面で安い株は他にいくらでもありいわゆるシクリカルバリューならPBR0.2や0.3台すら散見される中、あえてこうした銘柄を選ぶのは以下の理由がある。

・もともと人気株だったため一定以上下げると買いが入りやすい(株は美人投票)

・上げすぎの反動でフェアバリューよりも下げている可能性がある

・誰に訊いても知っているような大企業が多く、無形資産(ブランド力、認知度)がBPSに織り込まれていないため実際的なPBRは名目値よりも低い場合がある(小型シクリカルなどはこれと逆の作用が働いている可能性がある)

・成熟に伴いROEが下がり、プレミアムが剥落し株価が下がるコースが多い。これは、毎年コンスタントな利益を出すと純資産が増えていき、自己資本利益率であるROEはそれ以上の利益成長をしない限り勝手に下がるのが当然であるからだ。これに伴い大抵財務は極めて健全であることが多い。有形固定資産の多いシクリカルバリューよりも評価の高い資産が多い。

・MSCI除外などを受けて需給面により下げすぎている場合がある(考え方によってはMSCI採用により上げすぎていただけともいえ、これは見方次第)

・比較的ディフェンシブ性のあるセクターに多く、景気循環とずれた下げ方をしていることがありシクリカルのように不況期しか買えない、といったことが少ない

ざっとこんな感じである。

注意したい点は

・人気があるがゆえに貸借が悪い場合が多い。あまりに信用買いの多いうちは避ける

・できればPBR1に限りなく近い水準、ベストはそれを割れるくらいで買いたい。1.5以上は危険。

・時価総額が4000億台(ドル円にもよるが今はそれ位)でMSCI採用銘柄の場合、除外される場合がありこれは必ず避ける必要。

・ミックス係数は20以下が好ましい

・ROAは最低5%は欲しい

・ヒストリカルPER、PBRはほとんど意味がない

 

特にMSCI除外については、除外されたのを買うのが基本で除外される危険のあるものを買うのは避けたい。

大和のレポートによると次回11月除外可能性のある銘柄は7月現在の株価では以下の通りだが、まだ時期的に大きく変動の可能性がある。

1 8355 静岡銀
2 2371 カカクコム
3 2433 博報堂DY
4 2002 日清粉G
5 7186 コンコルディ
6 4062 イビデン
7 4042 東ソー

8 4183 三井化学
9 2127 日本M&A
10 3861 王子HD

 

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