かつては米金利上昇を願い、今は下落を祈っている

いやはや、1,2年で状況は一変したものだ。つい最近までは一向に上がらない米国長期金利とマイナス圏から抜けられない実質金利にイライラさせられていたものだが、いざこれらが上昇したら今度は円安で日経だけが無駄に吊り上げられ為替のせいで今さら海外株も買えないというがんじがらめの展開になろうとは、少し考えればわかったのかもしれないが私のような初心者には難しかった。

もはやこの円安を日本側がどうこうできるというのは無理筋で、米金利低下を待つしかない展開となっているが今のところは金利が下がっても適温相場とか言う私の大嫌いな言葉で片付けられリスクオンになるのでまた指数が吊り上がるだけになっている。

唯一の解決策は6月~7月に見られたリセッショントレードの再来であり、金利低下が素直にリスクオフ、円高という慣れ親しんだパラダイムに戻ることを祈る他にはない。金利とともにしっかりBEIも下がり実質金利はプラス圏を維持しながらのリスクオフ、というのが必要条件になるが、これが簡単なようで難しく緩和脳たちはすぐにゴルディとか言い出すので困ったものだ。

しかし何度も書いているように私はこのパラダイム回帰には懐疑的であり、70~80年代ほど長続きするかは分からないが少なくともインフレはこの1波で終わらないと思っている。

企業業績は時間差で落ちてくるので今後遠くないうちにリセッショントレードは来ると思うが、来たとしても待っているような大規模調整になるという感覚はあまりなく、その背景としてどうせ中途半端なところで衆愚政治に負けて再緩和するに決まっていると思うからだ。

そして当然、インフレも再出現するだろう。

長い目で見れば長期下落相場と呼べる形になるのではないかと思うが、数か月や1年単位で見ればその下落もリバも相当なものになりそうで、結局煮え切らない相場が長続きしそうな悪寒しかない。

それは為替についても同じで、ここまで円安に振れたのだから2桁円高まで戻るだろうというのはもちろん私も期待しているがあまり想像しにくく、むしろ民主党時代の逆バージョンが数年続くイメージしかわかない。

となると無駄に吊り上げられた日本株が続く可能性、円安デメリットの内需ディフェンシブ=食品は既に冬の時代(民主党時代は資源価格高止まりによる冬の時代だったが、今回は為替高止まりによる其れの可能性)に突入した可能性があり、そんなこんなでやはり当面は為替中立な医薬品位しか買えないなというのが率直な感覚である。

とはいえ昨今の食品株はさすがにやりすぎ感が出ており、長期はともかく短中期でのリセッショントレード狙いでは妙味が出てきた感もある。今日は5日線で抑えられたものが過半でまだ何とも言えないものの、まあ再度7月高値位は試しに行っても罰は当たらないと思うが、如何だろうか。

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