日経は目先の目途27000の窓埋めをした。権利日前ということもありこれ以上の突込みはせいぜい次の週足トレンドライン26000前半だろうが、今日は監視・保有株は指数以上に弱く体感的には400~500円下げの感覚であった。

寄りでマキタの追加指値が刺さり、これはほぼイメージ通りの寄り底であったが、Santenの968割れはやや意外だった。正直今日の下げが騙しで終わらないと900程度まで行く可能性が高いと思っているのでこれの買い増しは見送りとした。

一方住友Pは目途としていた時間足窓埋め1004円まで来たため買い増しを行った。日足、週足でも良い目途であり、これを割れると逆にしんどくなるがまだ保有数量は少なめなので余裕がある。

メグは安値引け、グリコもギリギリ3440で耐えていたのがついに割れ、3400割れが濃厚となった。今日は食品セクター自体はさほど下げておらずこれらの買い増しは控えた。

結果として今日のPFサイズは35%に増加し、今年の最大を更新した。

さて、時間外ではドル円が146円近くまで行った後介入で下げているが、緩和をしながら円買い介入とはブラックジョークにもほどがある。黒田辞任の臨時ニュースなら歓迎だったが、介入の臨時ニュースでは興ざめである。

まあこれもひたすらバラマキ緩和を続けてきた衆愚政治の成れの果てだろう。いずれにせよ、利上げしたところで日銀BSの悪化を突かれて再度円安という流れも否定できないので、端的に言って「詰んでいる」というのが現実だろう。ただこれはかねてから言っている通り先進国はどこも目糞鼻糞の似たり寄ったりな状況であるので、引き続き米国はじめ他国の敵失による事態改善を待つしか基本的に道はないと見える。

さて、足元ダウ先はかなり上げているのだが日経先物は円高に振れてから急激に弱含んでいる。明らかに円安の下駄があることの証左だろう。こんな数円程度のミクロの話で、と言われるかもしれないが、逆にでは30円、40円の円高に本気で日経(円建て)が耐えられるとお考えか?と問いたくなる。

ドル建て日経は既に180ドル台で1ドル100円時代なら19000割れであるが、このドル建ての円建ての乖離、やはりどう考えても前者の下落と後者の上昇でしか乖離を埋める道はないだろう。というよりもむしろそうならなかった時のJPYは壊滅的な状況となっているはずだ。

それにしても黒田の発言内容は本当なら国民から動乱が起こっても良いような内容なのだが、相変わらずマスコミは変な宗教団体の話やどうでもいいスポーツ選手の話などしかしないのは、観ている層の知識レベルに合わせて頂いているからなのだろうか。

衆愚政治を変えられるのもまた、衆愚政治でしかないはずなのだが。

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