米株は短期筋の目途であった6月安値タッチを達成した。オシレーター系の指標は売られすぎを示しており短期的な反発はあろうが、依然1%を超える実質金利の水準感からはまだまだ下げ余地が大きいと見える。

一方の日経は週足月足ともにレンジ下限となる26000が目先の目標となりつつある。

それでも3月安値や中規模調整=PBR1水準には遠く及ばず、吊り上げ感が半端ない。

さて、昨日の米株セクター別ではヘルスケアがトップ、エネルギーが最下位となりリセッショントレード感が強まってきた。

ディフェンシブの最後の逆襲があるならいよいよであり、逆にこれでも指数につられてどんどん下がるのであればもはやディフェンシブの最後のリバは既に7月で終わっていたとみるべきだろう。

そういう意味でも週明けのディフェンシブの行方は大変注目すべきものだと思うが、日本株に関しては権利日前の需給要因があり素直に評価できない側面が残る。

とりわけ最近感じていたのはいわゆるシクリカルバリュー、例えば自動車株や素材株、機械株などがこれだけ世界的にリセッションモードになりつつある中でやけに高値を保っているということだ。これらは大抵高配当でありなんとなく権利日前の最後の悪あがきをしているように感じていた。逆にこれらに対し低配当ないし期末一括配当、あるいは2-8月決算の多いディフェンシブや小売系などに相対的な弱さを感じていたのだが、権利日通過でこの逆転が起こるか注目している。

 

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